文系SEはついていけない、やめとけと言われることがあります。
SEといえばプログラミングを組んだり設計をしたりするので、「理系出身の人がやる仕事」というイメージが強いですよね。

私は元SEですが、実際に理系出身の人が多かったです。
文系でもSEにはなれます。実際、文系出身でSEとして活躍していた人もいました。
でも正直、文系からSEになるとちょっと苦労するかもしれません。
私自身は「文系SEはやめとけ」とそこまでは思わないのですが、「ついていけない」ことはあると思っています。
そのため、文系からSEになるなら、ある程度覚悟してなる必要があります。
今回はその理由について詳しく紹介していきたいと思います!
文系SEはついていけない?やめとけって本当?
「文系SEはついていけない」「文系SEはやめとけ」と言われることがありますが、その理由は何なのでしょうか?
実際にSEとして働いていた私が思う「文系SEはついていけない」「文系SEはやめとけ」と言われる理由はこちらです!
- 論理的思考が苦手な人が多い
- 勤務時間が長くなりがち
- メンタルをやられやすい
1つずつ解説していきますね。
論理的思考が苦手な人が多い
SEの仕事は論理的思考が不可欠です。
理系出身の人は論理的な考え方が得意な方が多く、例えプログラミングなどが未経験でも柔軟に対応しやすいのですが、文系出身の方は論理的思考が苦手な方が多いですよね。
そうなると、どうしても理系出身の人に比べると遅れを取りがちで、SEの仕事についていけなくなることがあるんです。



実際、研修の段階で「ついていけない」となり、辞めてしまう人もいました。
ただ、文系出身だと絶対についていけないわけではありません。
逆に理系出身でもついていけない人はいるので、ここは個人差が大きいです。
ですが、やはり理系出身の方に比べると文系出身の方の方がついていけない人が多い印象があります。
だから文系SEはやめとけと言われるんですね。
勤務時間が長くなりがち
SEの仕事は基本的に勤務時間が長いです。
突然の仕様変更やバグ(不具合)が起きると、全体のシステムに影響が出るため、早急な対応が必要となります。
特に納期間近は仕様変更やバグが多々起こるのでものすごく対応に追われて大変です。
納期に間に合わせるために毎日残業、そして休日出勤も多くなります。



納期が近くなると、毎日終電ギリギリで帰っていました。
繁忙期は本当に大変です。
SEは仕事柄、どうしても勤務時間が長くなりがちです。
勤務時間が長いのは文系や理系関係なく、誰がやってもしんどいところです。
メンタルをやられやすい
SEの仕事は急なトラブルも多く、長時間勤務になりがちです。
ずーっとパソコンに向かって作業をするので、体だけでなくメンタルをやられてしまう人も多いです。



実際に鬱になって休職した人、辞めた人もいます。
やりがいはあるけど大変な仕事なので、どうしてもメンタルをやられやすいんですよね。
そういった意味でも文系SEはやめとけと言われるんだと思います。
文系SEは楽しい?
文系出身でSEになると大変なこともあります。
でも一方で「SEは楽しい」と感じている人もいるんですよね。
文系出身でもSEを楽しいと思える理由は何なのでしょうか?
- 作り上げていく過程が楽しい
- 上流工程はコミュニケーションが多くて楽しい
主に2つの理由があります!
1つずつ紹介していきますね。
作り上げていく過程が楽しい
SEの仕事は難しいことも多いですが、どんどん形になっていく過程が楽しいんですよね。
自分が作ったものが理想通りの動きをしたときの喜びはひとしお!



苦労した分、システムが完成したときは本当に感激します♪
SEの仕事は、たくさんのチームが一丸となって1つのシステムを作り上げます。
大変なことも多いですが、みんなで作り上げていく過程はとっても楽しいです♪
1人でコツコツよりみんなでワイワイするのが楽しい文系出身の方こそ、みんなで作り上げていく過程をより楽しいと思えるのではないでしょうか。
上流工程はコミュニケーションが多くて楽しい
SEといっても様々な仕事があり、プログラミングだけをやっているわけではありません。
いわゆる上流工程と言われる工程を任されると、設計をすることになるのですが、上流工程はむしろプログラミングをすることは少なく、お客さんや協力会社とのコミュニケーションが増えてきます。
文系出身の方はコミュニケーション能力が高い人が多いので、上流工程を楽しめる人が多い印象です。



コミュニケーションは、文系出身だからこその強みでもありますよね!
文系SEの強み
ここからは、文系出身のSEだからこその強みを紹介していきます。
- コミュニケーション能力
- 俯瞰で見ることができる
- 理解力に長けている
1つずつ紹介しますね。
コミュニケーション能力
先ほども言いましたが、文系出身の方はコミュニケーション能力が高い人が多いです。
コミュニケーションがあまり得意ではない理系出身ばかりの職場でコミュニケーション能力が高い文系出身がいたら、それはもう重宝されること間違いありません!



SEの仕事はコミュニケーション能力も必要です。
SEの仕事はパソコンに向かっているだけの仕事ではありません。
お客さんや協力会社の人とのやり取りも結構多いです。
そうなると、コミュニケーション能力が高いことは、SEの仕事においてかなりの武器になるといえます。
俯瞰で見ることができる
システム開発は全体が見えていないとうまくいきません。
つい目の前にある自分の仕事に集中してしまいがちですが、全体を俯瞰で見て、起動修正していくことが大事なんですね。



文系出身の方は広い視野を持っている人が多い印象です。
広い視野を持っている文系出身の方は、SEの仕事の中でも上流工程に向いているといえます。
理解力に長けている
文系出身の方は読解力が高い方が多いです。
SEの仕事は要件や設計書を読み込み、それを形にしていく力が必要です。
そのため、理解力が大事になってくるんですね。



相手の伝えたいことを理解する力はもちろん、自分の考えを相手に伝えることも大事になります。
そういったやり取りは文系の方が強いですよね。
SEの仕事は、文系の力も活かせる仕事なんですね♪
まとめ:文系SEはついていけない?やめとけ辛いと言われる理由は?
文系SEはついていけない、やめとけと言われる理由について紹介しました。
- 論理的思考が苦手な人が多い
- 勤務時間が長くなりがち
- メンタルをやられやすい
実際にSEを経験して、この3つが文系SEはついていけない、やめとけと言われる理由だと感じました。
確かにSEは大変な仕事です。
ただ、やりがいはめちゃくちゃありますし、文系出身の人でも大活躍している人はたくさんいます!
むしろ文系出身だからこその強みを活かすことができるので、文系の人もSEの仕事を楽しめると思いますよ♪
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