IT業界はやめとけと言われることがあります。
IT業界への転職を検討している人は「やめとけ」なんて言われてしまうと、不安になってしまいますよね。
なぜIT業界はやめとけと言われるのでしょうか?
今回は、
- IT業界はやめとけと言われる4つの理由
- IT業界に向いていない人の特徴
- IT業界がおすすめな理由
これらの内容について詳しく紹介していきます!
IT業界はやめとけと言われる4つの理由
それでは早速ですが、IT業界はやめとけと言われる理由について紹介していきます!
- 労働時間が長く激務だから
- 給料が割に合わない
- スケジュールの調整がしづらい
- 離職する人が多い
主に4つの理由がありますので、1つずつ詳しく紹介していきますね。
労働時間が長く激務だから
IT業界は、納期に追われることが多いため、基本的に労働時間が長くなる傾向にあります。
参加するプロジェクトにもよりますが、特に繁忙期は忙しく、休日出勤は当たり前で定時に帰れる日なんて滅多にありません。

IT業界の繁忙期はかなり激務です。
私も月に100時間以上の残業を経験したことがありますが、相当大変でした。。
この労働時間の長さから、IT業界はやめとけと言われることがあるんです。
でも、常に激務かというとそんなことはありません!
参加しているプロジェクトによっては、毎日定時に帰れてしまうこともあるんですよね。
どこに配属されるか、どのタイミングで配属されるかで労働時間は大きく変わってきます。
ですが、IT業界は基本的に労働時間が長い傾向にある仕事というのは間違いないといえます。
給料が割に合わない
IT業界の仕事は専門的な仕事が多く、労働時間も長いです。
その割に、思うように稼げず割に合わないという声もあります。



しかし、IT業界自体の年収は平均より高めです。
実際、経済産業省が2017年に発表した「IT関連産業の給与等に関する実態調査結果」によると、IT業界のスキル標準レベル別の年収は、
- 新人・初級者レベル/仕事に慣れ始めたレベル:437.8万円
- 上位者の指導のもとに仕事ができる若手人材レベル:499.2万円
- 独立して仕事ができる中堅人材レベル:576万円
- 部下を指導できるチームリーダーレベル:726.1万円
このように報告されています。
日本国内全体の平均年収は408万円なので、IT業界の年収は高めであることが分かりますよね。



実際、私も他の業種に比べると給料が高いという実感がありました。
ただ、IT業界には元請け企業が下請け企業に仕事を発注し、さらにその下請け企業が発注するという下請け構造と呼ばれるものがあります。
IT業界は建設業に似たピラミッド式の多重下請け構造です。マージンは各階層ごとで中抜きされ下層にいくにつれて単価(=ここで働く社員の給料も)は安くなります。また下請け企業間では人の貸し借りが横行し、採用人数=会社利益の為に行き過ぎた求人広告が目立ちます。これがIT業界が抱える課題です。
— 野中 久彰/リツアンSTC 代表取締役 (@pinhaneya) January 30, 2023
下請け構造では、下になればなるほど単価が安くなるため、その分給料も安くなる傾向があります。
また、給料だけでなく無理な要求できついスケジュールで働くことも多いため、比較的振り回されることも少なくありません。
給料や仕事環境のことを考えると、転職するときは、できれば下請けの企業ではなく元請けになる企業を選ぶのがおすすめです。
でも、IT業界未経験だとそこの判断は難しいですよね。
そんなときは、就職支援があるプログラミングスクールに通ってから転職をするのも手ですよ。
プロの手を借りてから転職をした方が安心ですよね。
スケジュールの調整がしづらい
先ほどもお伝えしました通り、IT業界は労働時間が長くなる傾向にあることから、スケジュールの調整がしづらいという現実があります。
自分のペースで仕事を進められる部分もありますが、突然の仕様変更やバグの発生などで、急なスケジュール変更も多々あります。
そのため、仕事のスケジュールもそうですが、プライベートのスケジュールも立てにくいというデメリットがあるんです。



仕事のあとに予定を入れていたけど、急な残業でダメになってしまった…という経験が何度もあります。
特に結婚している女性、子どもがいる女性はIT業界で働くとスケジュール管理が大変になりそうです。
>>エンジニアは女性に向いてない?SEやプログラマーの適正は?
離職する人が多い
IT業界は人の入れ替わりが激しい世界です。



せっかくIT業界に転職したのに、すぐ離職してしまう人も中にはいます。
これは、これまで紹介してきた労働時間の長さや割に合わない給料など、様々な要因が考えられます。
離職率が高いことから、IT業界はやめとけと言われているのかもしれないですね。
IT業界に向いていない人の特徴
では、IT業界に向いていない人とはどんな人なのでしょうか?
- 新しい技術や知識を習得する意欲が低い
- 問題解決力が乏しい
- コミュニケーションを取らなくていいと考えている
- 人の意見を聞けない
- 思いつめやすい
こちらの5つに当てはまる方は、IT業界でやっていくのは難しいかもしれません。
その理由ついて詳しく解説していきますね。
新しい技術や知識を習得する意欲が低い
IT業界は常に進化しているため、新しい技術や知識を習得する意欲はとても大切です。
せっかく就職した技術や知識が、あっという間に古くなってしまった…なんてことはIT業界ではよくあります。
常に意欲的に新しい技術や知識を習得する人と意欲的でない人では、IT業界での活躍に大きな差が生まれるといっても過言ではありません。
問題解決力が乏しい
IT業界では思わぬトラブルが発生することが多々あります。
そんなとき、問題解決力が乏しい方だと思うように仕事ができない可能性があります。
特にプログラミングは効率的かつ分かりやすいものを製作する必要があるので、問題解決力は必要不可欠といえます。
コミュニケーションを取らなくていいと考えている
IT業界は常にパソコンに向かっている仕事のため、コミュニケーションを取る必要がないと考えている方もいるかもしれませんが、それは大きな間違いです。
IT業界はプロジェクトチームで一丸となって仕事をしていくので、コミュニケーションを密に取る必要があります。
そのため、コミュニケーションを取らずに仕事をしたいと考えている方は、IT業界は向かないかもしれません。
人の意見を聞けない
これはどんな仕事にも言えることですが、人の意見を聞けない人はIT業界でもうまくいきません。
IT業界の仕事は思わぬトラブルが付きもので、その際にあらゆる可能性を考え対処していく必要があります。
そんなとき、周りに意見を求めて対処できると早いのですが、自分の考えや思い込みばかりを頼りにすると、いつまでもトラブルから抜け出せない…なんてことも。
やはり人の意見を素直に聞ける人の方が、IT業界においても向いているといえます。
思いつめやすい
真面目な人はとても優秀な方多いですが、あまりにも真面目過ぎて思いつめるタイプだとIT業界では危険かもしれません。
何度もお伝えしている通り、IT業界では急なトラブルや仕様変更などがよく起こります。
また、納期が迫ってくると仕事に追われ、ストレスを感じることも。
そんなとき、「納期に間に合わせなきゃ」「できなかったらどうしよう」と思いつめやすい方は、精神的に参ってしまう可能性もあります。
真面目に仕事ができるのは良いことなのですが、ある程度気楽に仕事をすることもIT業界では大事なポイントです。
IT業界がおすすめな理由
IT業界は大変なことも多いです。
しかし、IT技術はどんどん進化していることから、IT業界は常に人手不足です。
即戦力を求められるため、未経験の場合はIT業界への転職が難しいこともあると思いますが、未経験からIT業界で活躍している人もたくさんいるんですよ。
何事もそうですが、0を1にするのが一番大変です。エンジニアのキャリア形成で言うと、未経験からIT業界に潜り込むのが凄まじく大変です。ここで9割の人は挫折します。ですが、一度潜り込むことができれば、あとは上りエスカレーターです。楽とは言わないですが、普通に仕事をしていればガンガン成長で…
— ゆうだい| Happiness Chain (@yudai_on_rails) May 8, 2023
最初のハードルは確かに高いのですが、コツコツと仕事をこなしていけば、どんどんスキルアップしていってIT業界で大活躍することも夢ではありません!
IT業界は決して甘い世界ではないのですが、エンジニアの需要は増えていることから、経験をつめばあらゆる企業から優遇され、年収もどんどんアップしていく可能性がありますよ!
最初は大変だという覚悟をもって真摯に取り組めば、IT業界はおすすめの世界です♪
まとめ:IT業界はやめとけと言われる理由は?向いていない人はどんな人?
IT業界はやめとけと言われる理由について紹介しました。
IT業界の仕事は確かに大変ではあるのですが、やりがいのある仕事です。
しっかり知識を身に付け、スキルを磨いてから転職をした方が有利であることは間違いないので、本気で転職を考えているならプログラミングスクールなどを受講されると良いですよ。
就職支援があるプログラミングスクールもありますので、ぜひ参考にご覧くださいね♪