Webエンジニアの仕事はきついのでしょうか。
Webエンジニアを目指している人もいるかと思いますが、Webエンジニアの仕事について、どのような印象を持っているでしょうか?

よく、Webエンジニアの仕事は「きつい」とか「やめておいた方が良い」と言われることも多いですよね。
そこで今回は、Webエンジニアの仕事について、「きつい」「やめておいた方が良い」と言われる理由について紹介します。
また、Webエンジニアに向いている人・向いていない人、エンジニアになる前にチェックしておきたい点を中心に解説していきたいと思います。
Webエンジニアはきつい?やめとけと言われる理由
Webエンジニアの仕事がきついと言われる理由は、主に以下の6点だと考えています。
- 仕事のスピードを求められる
- 新しい技術を常に勉強しつづけなくてはならない
- 残業や休日出勤などが多い
- 人手不足のときには担当する業務範囲が広くなる
- 納期や急な仕様変更が発生することがある
- 仕事が属人化しやすい
それぞれの理由について、具体的に見ていきますね。
仕事のスピードが求められる
現在主流となっているシステム開発手法は、「設計→実装→テスト→リリース」をシステム機能ごとに短いスパンで繰り返す方法です。これを「アジャイル開発」と呼びます。
この手法では、顧客の要望に柔軟に対応しやすい、開発スピードが早いなどのメリットがあります。



しかし一方で、エンジニアの立場からすると仕事にスピードを求められることになります。
そのため、スケジュールがタイトになったり、業務ボリュームが増えたりする可能性があります。
新しい技術を常に勉強しつづけなくてはならない
Web系の技術は、まさに日進月歩の速さで進んでいくことが多いです。
そのため、仕事以外に勉強の時間を捻出し、常に新たな技術を勉強する必要があります。



技術の進歩は本当に早いです!
残業や休日出勤などが多い
Webエンジニアの仕事は、スケジュールがタイトになったり、自分の担当業務量が増えたりすることによって、特にトラブル発生時やリリース前には定時時間内で対応がしきれなくなります。
そうなると、残業や休日出勤をせざるをえないケースも出てきます。



私も繁忙期は毎日終電で帰っていました…
人手不足のときには担当する業務範囲が広くなる
Webエンジニアは慢性的な人手不足に悩まされています。
人手が足りなくなると、エンジニア一人ひとりの業務範囲が広くなってしまい、業務負荷が高くなることが懸念されます。



ただでさえ大変な仕事なので、1人でも足りないと負担がかなり大きくなります。
納期や急な仕様変更が発生することがある
システム開発スケジュールがタイトになりがちな中、顧客から急な仕様変更を求められることも少なくありません。
このような場合、仕様変更に対応するため時間が足りなくなり、スケジュールがさらにタイトになる可能性があります。



私も何度も仕様変更を経験しました。仕様変更は結構多いです。
仕事が属人化しやすい
それぞれのエンジニアが自分の担当分の業務を行っています。
そのため、ある特定のエンジニアでないと、内容が分からず対応できなくなる可能性が高くなってきます。



休暇が取りづらくなったり、残業を強いられる恐れがあります。
Webエンジニアに向いている人
ここでは、Webエンジニアに向いているタイプの人を紹介します。
- 論理的な思考ができること
- 集中力がある人
- 最新の技術や知識を貪欲に吸収できる人
1つずつ解説しますね。
論理的な思考ができること
まず、論理的な思考ができると有利です。
エンジニアが実際にアウトプットするプログラム仕様書やプログラムコードは、全て論理的な構造となっています。
そのため、論理的な思考力がある人はエンジニアに向いているといえます。
集中力がある人
プログラムのコーディングを行ったり、プログラムの不具合を調査するときには、集中して対応する必要があります。
そうしないと作業に時間がかかったり、ミスを誘発することになってしまうからです。
集中力がある人は向いているといえます。
最新の技術や知識を貪欲に吸収できる人
さきほども触れましたが、Web系の技術の進歩は速いため、常に勉強することが求められます。
そのため、これらの技術や知識を貪欲に吸収する意欲がないと、この仕事をしていくことは厳しいと思います。
Webエンジニアに向いていない人
一方、Webエンジニアに向いていない人は、以下のようなタイプです。
- 新しい技術や知識を習得する意欲が低い
- 問題解決力が乏しい
- 効果的な気分転換ができない
- 健康面で問題がある
1つずつ解説しますね。
新しい技術や知識を習得する意欲が低い
Webエンジニアの世界では、技術が日々進歩しています。
そのため、これらに対応する能力がないとこの仕事を行うことは難しいです。
問題解決能力が乏しい
プログラミングをするにあたっては、常により効率的でかつ分かりやすいものを製作する必要があります。
また、トラブル発生時などにも問題解決する能力は必要不可欠といえます。
効果的な気分転換ができない
さきほども触れたように、Webエンジニアの仕事は集中力が求められます。
集中力を保つためには、適度な気分転換も必要となります。
逆にいうと、効果的な気分転換ができない人は、集中力を保ち続けることが難しいといえます。
健康面で問題がある
リリース前や、トラブル発生時にはどうしてもスケジュールがタイトになり、業務ボリュームも増えてしまいます。
こういった時には、残業や休日出勤を迫られることもあるため、このような事態に対応可能なレベルの体力は必要となります。
Webエンジニアになる前にチェックしたいポイント
実際に、Webエンジニアになる前に、チェックしておくべきポイントは何でしょうか?私は以下の3点だと考えています。
- 求められているスキル内容
- 労働環境
- 教育環境
1つずつ解説しますね。
求められているスキル内容
業務で求められているスキルと、実際に自分が持っているスキル間にギャップがあると、仕事を行うことが困難になる可能性が高いです。
そのため、先方に求められているスキル内容を事前に把握しておく必要があります。
労働環境
平均残業時間、ボーナス・昇給、有給休暇の取得率、離職率、社内の雰囲気などは事前にチェックしておいた方が良いです。
労働環境が合わないと続けるのは難しいと思います。
教育環境
Webエンジニアは、日々勉強が必要な仕事です。
そのため、会社の教育環境について、確認しておくことをおすすめします。
まとめ:Webエンジニアはきつい?やめとけと言われる理由を調査!
今回は、Webエンジニアについて、仕事のきつさ、エンジニアの向き不向き、エンジニアになる前にチェックしておくべきポイントを中心に解説してきました。
スケジュールがタイトになったり、業務ボリュームが多くなる点が、主にきついと言われている所以であること。新しい技術を貪欲に吸収できるタイプなどがこの仕事に向いていること。エンジニアになる前には、必要とされるスキルや労働環境などを事前にチェックしておくことが分かったかと思います。
これからWebエンジニアを目指す人たちにとって、今回の記事が参考になると嬉しいです♪
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