Webデザイナーは独学でフリーランスになれるのでしょうか。
フリーランスは時間と場所に縛られることなく、自分のペースで仕事をすることができるため、旅をしながらや海外で生活をしながら仕事をしているフリーランスの方もたくさんいます。
そんなことを聞くと、今すぐにでもフリーランスになりたいと思いますよね!
でもWebデザイナーは独学でフリーランスになれるのか、何から始めたらいいのかわからないと思います。
そこで今回は、Webデザイナーは独学でフリーランスになれるのか紹介していきます!
Webデザイナーは独学でフリーランスになれる?
Webデザイナーは独学でフリーランスになれるのでしょうか?
結論から言うと、Webデザイナーは独学でフリーランスになることは可能です。
ただし、独学で勉強を始めた人の大半は挫折してしまうと言われています。
理由として以下のようなことが挙げられます。
- 何から学べばいいかわからない
- 他人と比べて落ち込み才能がないと思い込む
- 質問できる人がいない
- 仕事をとる自信がない
- 最終的な目標がない
1つずつ紹介していきますね。
何から学べばいいかわからない
現在は、独学でも十分に勉強可能な教材や無料の動画サイトが数多く存在します。
そして、独学は費用が抑えられるのがメリットですよね。
しかし未経験からWebデザインを学ぼうとすると覚えることが多すぎてパンクしそうになります。
特にWebデザイナーに早くなりたいと思っている人は、スキル習得を急いでしまい挫折する可能性があります。焦ってもいいことはありません。
まずは、Webデザインの基礎をしっかり勉強し、土台を作ってから次のステップへ進むことをおすすめします。
他人と比べて落ち込み才能がないと思い込む
Webデザインの勉強をしていると、SNSなどで他の人の進捗情報を見て焦ったり、落ち込んだりします。
でも人それぞれ生活環境は違うので、他人と比べて落ち込むことはないです。
自分の生活環境に合わせて、計画的に勉強をしていれば必ず道はひらけますよ。
質問できる人がいない
勉強していて壁にぶつかることはたくさんあると思います。
でも初心者の場合、ネット検索で調べても分からなかったり、分からないことが分からないなど初心者ならではの問題が出てきますよね。
そんな人は、プロのWebデザイナーに質問できる環境があると良いです!
そんな人いないよ!と思われるかもしれませんが、プロのWebデザイナーがメンターとして活動しているサイトがあります。
マンツーマンで好きな時間に質問に答えてくれるので、ひとりで長い時間悩んでいるよりプロに教えてもらうのが早くて正確ですよね。メンターにもよりますが、Webデザイン以外にもフリーランスについても相談に乗ってくれる人もいるので、活用してみるのもいいかもしれません。
仕事をとる自信がない
Webデザインの勉強が進んで、ある程度自信がついてきたとき、さあ、仕事を始めよう!と思ったけど初心者が仕事をとることができるのか?実際受注できてもひとりで納品までできるのか?不安ですよね。
勉強している段階で、クライアントに見せるポートフォリオをコツコツと作成しておくと良いですよ♪
初心者でもポートフォリオがしっかりしていれば、発注者側の目に必ず止まります。
そして初めての受注は緊張しますよね。きっと勉強している時と、仕事ではまた違った悩みが出てくると思います。そんな時は、メンターや身近にWebデザイナーがいれば相談してみるといいでしょう。
最終的な目標がない
独学でWebデザインを学ぶには、モチベーション維持がとても大切です。
好きな時間に勉強できるため、仕事が忙しかったりすると勉強が疎かになってしまいがちです。
ですので、独学でWebデザインを学ぶには、明確な最終目標といつまでに達成したいという計画性が必要になります。
電車通勤しなくていい在宅ワークがしたい、海外を旅しながら仕事がしたいなどの目標があるとモチベーションに繋がるかもしれませんね!
独学でフリーランスになるには何から始めたらいい?
企業や組織に属さず、個人で案件を契約して仕事をしていれば、フリーランスとして名乗ることができます。
しかしフリーランスとして活動するには、事前の準備がとても大切です。
スキルアップも大切ですが、何も分からない状態でいきなり仕事を退職してフリーランスになることはおすすめしません。
事前にフリーランスになるためにやることを把握して、良いスタートが切れるようにしましょう。
フリーランスになるためにやるべきことは以下のとおりです。
- クレジットカードや賃貸契約
- 健康保険・年金の切り替え
- 開業手続き
- 仕事環境の整備
- 仕事の受注
1つずつ解説しますね。
クレジットカードや賃貸契約
仕事を退職してフリーランスになると社会的信用が低くなるのでクレジットカードの審査が通りにくくなります。
退職前にクレジットカードを作成しておくのがおすすめです。
また、賃貸契約も同様で、持ち家がありそこで仕事をする分には問題はないのですが、部屋を賃貸してそこで仕事をする場合は退職前に契約しておくことをおすすめします。
クレジットカード同様に社会的信用が低くなり、収入がないと審査で落とされる可能性があります。
年金・健康保険の切り替え
企業の厚生年金に加入していた人は、国民年金に切り替える必要があります。
手続きは、居住地の役所に、退職後14日以内に手続きをしにいきましょう。事前に必要なものを確認すると安心ですね。
また、会社を退職したら、会社の健康保険から国民健康保険に切り替える必要があります。年金と同時に行うとスムーズですので、こちらも事前に必要なものを確認しておくといいでしょう。
開業手続き
フリーランスとして仕事を始めるときに、まず税務署に「開業届」を提出しましょう。
開業届を出さなくても罰則はないのですが、開業届は事業主として公的証明になるので、提出すれば青色申告特別控除を受けられます。開業届は、原則として「開業から1ヶ月以内」に提出するとされています。
副業でも開業届を提出できますが、会社員の場合、会社を退職した時に失業手当がもらえない可能性があるので注意したほうがいいでしょう。
確定申告の際は、白色と青色の二種類の申告から選びます。
白色申告は、帳簿付けが簡単だけど基礎控除しか受けられません。青色申告は、帳簿付けが複雑だけど特別控除が受けられます。
どちらを選ぶかは自由ですが、青色申告の方が節税効果は高いです。
仕事環境の整備
銀行口座やメールアドレスは既に持っているひとも多いと思いますが、生活用と仕事用を分けておくと収入もわかりやすいですし、確定申告の帳簿付けも楽になります。
メールアドレスもプライベートと別にしておいた方が、クライアントからの連絡を見落とすことを避けられるでしょう。
また、クライアントとの連絡はメールやチャットやZOOMなどのオンラインミーティングなどもあるのでWebデザイナーであればネット環境を整えておいた方がいいでしょう。最低限の備品として切手・封筒・印鑑なでの準備もしておきましょう。
フリーランスで仕事を始めてから準備するより事前に、伝票・請求書・納品書あたりの書類の雛形を作成しておくと便利です。
仕事の受注
仕事獲得には、実績がないと受注が難しいです。勉強をしている時からコツコツとポートフォリオを作成しておくといいですよ。
ポートフォリオとは企業で言う、履歴書・経歴書のようなものです。どんなことができるのか分からないと、クライアントも仕事を任せることができません。ポートフォリオをしっかりと作り込んでおくことをおすすめします。
また、手数料はかかりますが、クラウドソーシングなどのサービスに登録をしておくと良いです。
フリーランス駆け出しの頃は、なかなか仕事が受注できないこともあります。クラウドソーシングやエージェントは比較的案件受注はしやすいです。ここで実績を増やしたり、クライアントから継続依頼を受けることもあるので是非登録をしておきましょう。
最後に、駆け出しのフリーランスには人脈が必要です。
友人や昔の職場の同僚や地元の企業など知り合いから仕事をもらうことも可能です。SNSなどから仕事をもらえるケースもあるので、SNSで日々の活動を報告するのもいいかもしれません。人との繋がりを大切にしましょう。
独学で習得したいWebデザインのスキル
初心者が独学でWebデザインを始めるには、何から始めればいいのでしょうか。
Webデザインと言っても、学ぶことは幅が広いので、何から始めたらいいのかわからないですよね。
スタートから考えるより何が作りたいのか?勉強の先のゴールを考える方が挫折しないですよ。
- デザインの基礎
- PhotoshopやIllustratorなどのソフトの使用方法
- HTMLやCSSのコーディング方法
- 模写
必要なスキルを順番に説明していきますね!
デザインの基礎
将来的には仕事をする上で、クライアントからの指示書に沿ってデザインをしますが、好きやセンスだけでは仕事をすることは難しいです。
デザインには理論やルールがあり、基礎を学ぶことでより訴求効果の高いデザインができます。
基礎は本でも十分学べますが、youtubeやUdemyのオンライン学習サイトもおすすめです。またWebサイトやバナーをまとめたギャラリーサイトを活用して流行りのデザインなどを学ぶこともおすすめします。
PhotoshopやIllustratorなどのソフトの使用方法
Webデザインはツールを使いこなす必要があります。
「Photoshop」と「Illustrator」は使えるようになった方がいいです!
PhotoshopもIllustratorもアドビ社が開発したツールになります。使用するには費用がかかりますが、年間契約や時期によってはセールなどをしていて安く使用することができます。
Photoshopは、画像の編集や加工、明るさや色合いの補正などができる高機能なツールです。
Illustratorは、ロゴやアイコンなどのグラフィックデザインを作成する際に使用するツールです。
どちらもyoutubeでわかりやすく解説してくれているサイトが数多く存在するので、自分にあったサイトを見つけて学習していくといいでしょう。
HTMLやCSSのコーディング
WebデザイナーとしてWebサイトを作成したいという場合は、最低でもHTMLとCSSは学んだ方がいいでしょう。コーディングの仕事は比較的単価が高いので学ぶ価値はあります。
プログラミング学習アプリやYouTubeなど学習サイトが数多く存在します。
HTMLやCSSはローマ字が羅列されていて難しく感じ、ここで挫折する人が多いようですが、書いてある英語はある程度決まったものなので、学んでいくうちにそこは問題なくクリアできます。ただしエラーが出たときに対処ができないことが多いので、そこはネット検索して調べ、それでも分からない場合はメンター等に相談するといいでしょう。自分で解決することも大事ですが、長い時間悩んでいるとモチベーションが下がるので、早めに相談することがおすすめです。
また、最近ではWordPressの知識があると重宝されますので、こちらも学習しておくと良いでしょう。
模写
模写をしなくてもWebデザインのスキルは伸ばすことはできますが、模写は実際に手を動かしてWebデザインの知識をアウトプットすることができます。学んだスキルは実際にやってみないと定着はしないので模写は有効的です。
そして世に出ているWebサイトはプロのWebデザイナーが作成しているので高度なテクニックを学ぶことができます。模写を継続的にやることでデザインの幅が広がるため、引き出しを増やすことができるでしょう。
まとめ:Webデザイナーは独学でフリーランスになれる?何から始めたらいい?
今回は独学でフリーランスになれるのか、フリーランスのWebデザイナーになるために必要な知識やスキルについてお話ししました。
Webデザイナーになるための勉強には専門的な知識が多くて、何から始めていいか分からず焦ってしまいますよね。そしてフリーランスも最初は収入がなかなか定着しないのではと不安に思うこともあるでしょう。
でも、今回ご紹介した挫折ポイントをしっかり押さえて、求められているスキルを着実に努力することで、独学でも必ずフリーランスのWebデザイナーになることはできます。
ぜひ、本記事を参考にフリーランスのWebデザイナーを目指していただけたら嬉しいです。まずは行動あるのみです。頑張りましょう!!
独学ではちょっと不安…という方は、オンラインスクールの利用を検討してみると良いですよ♪
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